新規上場申請のための有価証券報告書
(Ⅰの部)
テクノプロ・ホールディングス株式会社
目次
頁
表紙
第一部 企業情報 ……… 1
第1 企業の概況 ……… 1
1.主要な経営指標等の推移 ……… 1
2.沿革 ……… 9
3.事業の内容 ……… 12
4.関係会社の状況 ……… 14
5.従業員の状況 ……… 15
第2 事業の状況 ……… 16
1.業績等の概要 ……… 16
2.生産、受注及び販売の状況 ……… 19
3.対処すべき課題 ……… 20
4.事業等のリスク ……… 23
5.経営上の重要な契約等 ……… 25
6.研究開発活動 ……… 25
7.財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 ……… 26
第3 設備の状況 ……… 32
1.設備投資等の概要 ……… 32
2.主要な設備の状況 ……… 32
3.設備の新設、除却等の計画 ……… 33
第4 提出会社の状況 ……… 34
1.株式等の状況 ……… 34
2.自己株式の取得等の状況 ……… 37
3.配当政策 ……… 37
4.株価の推移 ……… 37
5.役員の状況 ……… 38
6.コーポレート・ガバナンスの状況等 ……… 44
第5 経理の状況 ……… 50
1.連結財務諸表等 ……… 51
(1)連結財務諸表 ……… 51
(2)その他 ……… 110
2.財務諸表等 ……… 111
(1)財務諸表 ……… 111
(2)主な資産及び負債の内容 ……… 123
(3)その他 ……… 123
第6 提出会社の株式事務の概要 ……… 124
第7 提出会社の参考情報 ……… 125
1.提出会社の親会社等の情報 ……… 125
2.その他の参考情報 ……… 125
第二部 提出会社の保証会社等の情報 ……… 126
頁
第四部 株式公開情報 ……… 128
第1 特別利害関係者等の株式等の移動状況 ……… 128
第2 第三者割当等の概況 ……… 129
1.第三者割当等による株式等の発行の内容 ……… 129
2.取得者の概況 ……… 129
3.取得者の株式等の移動状況 ……… 129
第3 株主の状況 ……… 130
[監査報告書]
【表紙】
【提出書類】 新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)
【提出先】 株式会社東京証券取引所 代表取締役社長 清田 瞭 殿
【提出日】 平成26年11月10日
【会社名】 テクノプロ・ホールディングス株式会社
【英訳名】 TechnoPro Holdings, Inc.
【代表者の役職氏名】 代表取締役社長兼CEO 西尾 保示
【本店の所在の場所】 東京都港区六本木六丁目10番1号
【電話番号】 (03)6362-1178
【事務連絡者氏名】 取締役兼CFO 佐藤 博
【最寄りの連絡場所】 東京都港区六本木六丁目10番1号
【電話番号】 (03)6362-1178
【事務連絡者氏名】 取締役兼CFO 佐藤 博
第一部【企業情報】
第1【企業の概況】
1【主要な経営指標等の推移】
(1)連結経営指標等
回次
国際会計基準 第8期 第9期 決算年月 2013年6月 2014年6月
売上収益 (百万円) 69,479 74,172
営業利益 (百万円) 5,136 5,688
税引前当期利益 (百万円) 3,824 4,201
親会社の所有者に帰属する当期利益 (百万円) 3,703 4,027
当期包括利益 (百万円) 3,810 3,968
親会社の所有者に帰属する持分 (百万円) 11,102 15,071
総資産額 (百万円) 54,183 53,616
1株当たり親会社所有者帰属持分 (円) 325.83 442.31 基本的1株当たり当期利益 (円) 108.68 118.20
希薄化後1株当たり当期利益 (円) - -
親会社所有者帰属持分比率 (%) 20.5 28.1 親会社所有者帰属持分当期利益率 (%) 28.1 30.8
株価収益率 (倍) - -
営業活動によるキャッシュ・フロー (百万円) 5,031 4,869 投資活動によるキャッシュ・フロー (百万円) △333 △279 財務活動によるキャッシュ・フロー (百万円) 1,767 △6,607 現金及び現金同等物の期末残高 (百万円) 10,806 8,791 従業員数
(人)
10,269 10,772 [外、平均臨時雇用者数] [1,659] [1,686]
(注)1.当社は第9期より、国際会計基準(以下、「IFRS」という。)により連結財務諸表を作成しています。ま た、第8期のIFRSによる連結経営指標等もあわせて記載しております。
2.売上収益には、消費税等は含まれていません。
3.希薄化後1株当たり当期利益については、潜在株式が存在しないため記載していません。 4.株価収益率については、当社株式は非上場であるため、記載していません。
5.従業員数は就業人員(当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グルー プへの出向者を含む。)であり、臨時雇用者数は、年間の平均人員を[ ]外数で記載しています。 6.第8期及び第9期の連結財務諸表については、株式会社東京証券取引所有価証券上場規程第204条第6項の
規定に基づき、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に準じて、新日本有限責任監査法人の監査を受け ています。
7.2014年6月30日開催の取締役会決議により、2014年9月1日付で普通株式1株につき10株の割合で株式分割 を行いました。また、2014年9月30日開催の取締役会決議により、2014年11月1日付で普通株式1株につき 2株の割合で株式分割を行いました。このため、第8期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当 たり親会社所有者帰属持分及び基本的1株当たり当期利益を算定しています。
(2)提出会社の経営指標等
回次
日本基準
第4期 第5期 第6期 第7期 第8期 第9期 決算年月 2010年3月 2011年3月 2012年3月 2012年6月 2013年6月 2014年6月 営業収益 (百万円) - - - 596 3,191 4,042 経常損失(△) (百万円) △0 △0 △0 △559 △1,059 △454 当期純損失(△) (百万円) △0 △0 △0 △570 △1,576 △574
資本金 (百万円) 2 2 3 100 100 100
発行済株式総数 (株) 200 200 300 1,703,700 1,703,700 1,703,700 純資産額 (百万円) 0 0 0 16,453 6,880 6,306 総資産額 (百万円) 0 0 1 38,694 39,912 39,460 1株当たり純資産額 (円) 3,702.42 1,741.76 2,294.31 9,657.49 201.94 185.08 1株当たり配当額
(円)
- - - - 4,696 -
(うち1株当たり中間配当額) (-) (-) (-) (-) (-) (-) 1株当たり当期純損失金額
(△)
(円) △2,535.20 △1,960.67 △3,113.48 △468.85 △46.25 △16.86 潜在株式調整後1株当たり当
期純利益金額
(円) - - - - - -
自己資本比率 (%) 91.3 83.2 64.1 42.5 17.2 16.0
自己資本利益率 (%) - - - - - -
株価収益率 (倍) - - - - - -
配当性向 (%) - - - - - -
従業員数
(人)
- - - 140 193 191 [外、平均臨時雇用者数] [-] [-] [-] [17] [14] [18]
(注)1.当社は第7期より実質的に事業を開始しているため、第6期以前は営業収益を計上しておらず、また経常損 失及び当期純損失を計上しています。第7期以降は、純粋持株会社として、子会社に対する経営管理を主た る事業として営業収益を計上しているものの、子会社から当社への配当が未実施であるため、経常損失及び 当期純損失を計上しています。なお、営業収益には、消費税等は含まれていません。
2.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、1株当たり当期純損失金額であり、また、潜在株式 が存在しないため記載していません。
3.自己資本利益率については、当期純損失が計上されているため記載していません。 4.株価収益率については、当社株式は非上場であるため、記載していません。
5.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、臨時雇 用者数は、年間の平均人員を[ ]外数で記載しています。
6.第7期は、決算期変更のため2012年4月1日から2012年6月30日までの3ヶ月間となっています。
7.第8期及び第9期の財務諸表については、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38 年大蔵省令第59号)に基づき作成しており、株式会社東京証券取引所有価証券上場規程第204条第6項の規 定に基づき、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に準じて、新日本有限責任監査法人の監査を受けて います。なお、第4期、第5期、第6期及び第7期の数値については、「会社計算規則」(平成18年法務省 令第13号)に基づき算出しており、当該監査を受けていません。
9.当社は、2014年6月30日開催の取締役会決議により、2014年9月1日付で普通株式1株につき10株の割合で 株式分割を行っています。また、2014年9月30日開催の取締役会決議により、2014年11月1日付で普通株式 1株につき2株の割合で株式分割を行っています。そこで、東京証券取引所自主規制法人(現 日本取引所 自主規制法人)の引受担当者宛通知「『新規上場のための有価証券報告書(Ⅰの部)』の作成上の留意点につ いて」(平成24年8月21日付東証上審第133号)に基づき、第4期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し て算出した場合の1株当たり指標の推移を参考までに掲げると、以下のとおりとなります。なお、第4期、 第5期、第6期及び第7期の数値(1株当たり配当額についてはすべての数値)については新日本有限責任 監査法人の監査を受けていません。
回次 第4期 第5期 第6期 第7期 第8期 第9期
決算年月 2010年3月 2011年3月 2012年3月 2012年6月 2013年6月 2014年6月 1株当たり純資産額 (円) 185.12 87.09 114.72 482.87 201.94 185.08 1株当たり当期純損失金額(△) (円) △126.65 △98.03 △155.67 △23.44 △46.25 △16.86 潜在株式調整後1株当たり
当期純利益金額
(円) - - - - - -
1株当たり配当額
(うち1株当たり中間配当額)
(円)
- (-)
- (-)
- (-)
- (-)
234.8 (-)
- (-)
(参考)
当社は経営管理を主たる業務とする純粋持株会社であるため、参考として、主たる子会社の「主要な経営指標等 の推移」を記載します。㈱シーテックは機械、電気・電子領域、㈱テクノプロ・エンジニアリングは組込制御、I Tインフラ領域、㈱CSIはソフト開発・保守領域、㈱ハイテックは化学、生化学領域、㈱エヌ・アンド・シーは 施工管理領域において、技術者派遣・請負事業を運営しております。なお、㈱シーテック、㈱テクノプロ・エンジ ニアリング、㈱CSI及び㈱ハイテックは、2014年7月1日付で合併・商号変更を実施し、㈱テクノプロとなりま した。
株式会社シーテック
(主要な経営指標等の推移)
回次 第14期 第15期 第16期 第17期 第18期
決算年月 2010年6月 2011年6月 2012年6月 2013年6月 2014年6月 売上高 (百万円) 35,648 31,362 33,052 33,991 35,830 経常利益 (百万円) 1,645 1,129 3,074 2,063 2,448 当期純利益又は当期純損失
(△)
(百万円) △12,209 948 2,909 1,947 2,450
資本金 (百万円) 100 100 100 100 100
発行済株式総数 (株) 3,600 3,600 3,600 3,888 3,888 純資産額 (百万円) 10,381 6,177 6,587 9,044 11,494 総資産額 (百万円) 18,122 19,465 16,776 18,892 20,236 1株当たり純資産額 (円) 2,883,798.92 1,715,863.63 1,829,941.82 2,326,265.98 2,956,517.51 1株当たり配当額
(うち1株当たり中間配当額)
(円)
69,445 (-)
1,361,943 (-)
694,000 (-)
- (-)
- (-) 1株当たり当期純利益金額又
は当期純損失金額(△)
(円) △3,391,661.12 263,452.71 808,078.20 533,934.19 630,251.53 潜在株式調整後1株当たり
当期純利益金額
(円) - - - - -
自己資本比率 (%) 57.3 31.7 39.3 47.9 56.8
自己資本利益率 (%) - 11.5 45.6 24.9 23.9
株価収益率 (倍) - - - - -
配当性向 (%) - 517.0 85.9 - -
従業員数
[外、平均臨時雇用者数]
(人)
4,968 [298]
4,658 [361]
4,914 [366]
5,123 [314]
5,357 [274]
(注)1.売上高には、消費税等は含まれていません。
2.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載していません。 3.第14期の自己資本利益率については、当期純損失が計上されているため記載していません。
4.第16期の経常利益については、賞与算定期間変更に伴い、売上原価が695百万円減少した影響を含んでおり ます。
5.株価収益率については、当社株式は非上場であるため、記載していません。
6.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、臨時雇
株式会社テクノプロ・エンジニアリング
(主要な経営指標等の推移)
回次 第43期 第44期 第45期 第46期 第47期
決算年月 2010年6月 2011年6月 2012年6月 2013年6月 2014年6月 売上高 (百万円) 11,746 11,048 11,577 12,441 13,435
経常利益 (百万円) 585 737 855 1,159 1,302
当期純利益 (百万円) 738 531 765 1,210 1,186
資本金 (百万円) 100 100 100 100 100
発行済株式総数 (株) 588,550 420,550 420,550 420,550 420,550 純資産額 (百万円) 2,712 3,043 3,808 5,019 6,206 総資産額 (百万円) 4,118 4,526 5,186 6,570 8,163 1株当たり純資産額 (円) 4,608.40 7,236.50 9,057.14 11,936.48 14,757.02 1株当たり配当額
(うち1株当たり中間配当額)
(円)
- (-)
476 (-)
- (-)
- (-)
- (-) 1株当たり当期純利益金額 (円) 1,200.19 1,116.87 1,820.64 2,879.34 2,820.55 潜在株式調整後1株当たり
当期純利益金額
(円) - - - - -
自己資本比率 (%) 65.9 67.2 73.4 76.4 76.0
自己資本利益率 (%) 31.5 18.5 22.3 27.4 21.1
株価収益率 (倍) - - - - -
配当性向 (%) - 42.6 - - -
従業員数
[外、平均臨時雇用者数]
(人)
1,633 [178]
1,530 [258]
1,627 [296]
1,762 [282]
1,935 [258]
(注)1.売上高には、消費税等は含まれていません。
2.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載していません。 3.第45期の経常利益については、賞与算定期間変更に伴い、売上原価が152百万円、販売費及び一般管理費が
12百万円減少した影響を含んでおります。
4.株価収益率については、当社株式は非上場であるため、記載していません。
5.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、臨時雇 用者数は、年間の平均人員を[ ]外数で記載しています。
なお、上記の数値については、株式会社東京証券取引所有価証券上場規程第204条第6項の規定に基づき、 金融商品取引法第193条の2第1項の規定に準ずる新日本有限責任監査法人による監査を受けていません。
株式会社CSI
(主要な経営指標等の推移)
回次 第15期 第16期 第17期 第18期 第19期
決算年月 2010年6月 2011年6月 2012年6月 2013年6月 2014年6月 売上高 (百万円) 7,181 6,558 6,942 8,106 9,156
経常利益 (百万円) 546 542 651 747 912
当期純利益 (百万円) 706 456 612 990 547
資本金 (百万円) 100 100 100 100 100
発行済株式総数 (株) 2,000 2,000 2,000 2,000 2,000 純資産額 (百万円) 2,261 1,967 1,430 2,420 2,967 総資産額 (百万円) 3,399 3,108 2,561 3,842 4,333 1株当たり純資産額 (円) 1,130,743.73 983,849.26 715,179.90 1,210,237.56 1,483,785.46 1株当たり配当額
(うち1株当たり中間配当額)
(円)
- (-)
375,000 (-)
575,000 (-)
- (-)
- (-) 1株当たり当期純利益金額 (円) 353,480.64 228,105.53 306,330.64 495,057.66 273,547.91 潜在株式調整後1株当たり
当期純利益金額
(円) - - - - -
自己資本比率 (%) 66.5 63.3 55.8 63.0 68.5
自己資本利益率 (%) 37.1 21.6 36.1 51.4 20.3
株価収益率 (倍) - - - - -
配当性向 (%) - 164.4 187.7 - -
従業員数
[外、平均臨時雇用者数]
(人)
1,121 [19]
1,084 [16]
1,235 [14]
1,370 [19]
1,590 [10]
(注)1.売上高には、消費税等は含まれていません。
2.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載していません。 3.第17期の経常利益については、賞与算定期間変更に伴い、売上原価が139百万円減少した影響を含んでおり
ます。
4.株価収益率については、当社株式は非上場であるため、記載していません。
5.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、臨時雇 用者数は、年間の平均人員を[ ]外数で記載しています。
なお、上記の数値については、株式会社東京証券取引所有価証券上場規程第204条第6項の規定に基づき、 金融商品取引法第193条の2第1項の規定に準ずる新日本有限責任監査法人による監査を受けていません。
株式会社ハイテック
(主要な経営指標等の推移)
回次 第23期 第24期 第25期 第26期 第27期
決算年月 2010年6月 2011年6月 2012年6月 2013年6月 2014年6月 売上高 (百万円) 3,945 3,737 3,962 4,130 4,213
経常利益 (百万円) 146 106 139 146 127
当期純利益又は当期純損失(△) (百万円) 236 △27 95 168 138
資本金 (百万円) 100 100 100 100 100
発行済株式総数 (株) 800 800 800 800 800
純資産額 (百万円) 679 651 395 563 701
総資産額 (百万円) 1,503 1,453 1,171 1,412 1,600 1株当たり純資産額 (円) 848,982.28 814,001.96 493,965.95 704,187.10 877,101.02 1株当たり配当額
(うち1株当たり中間配当額)
(円)
- (-)
- (-)
439,500 (-)
- (-)
- (-) 1株当たり当期純利益金額又は
当期純損失金額(△)
(円) 295,475.76 △34,980.32 119,463.99 210,221.15 172,913.92 潜在株式調整後1株当たり
当期純利益金額
(円) - - - - -
自己資本比率 (%) 45.2 44.8 33.7 39.9 43.9
自己資本利益率 (%) 42.0 - 18.3 35.1 21.9
株価収益率 (倍) - - - - -
配当性向 (%) - - 367.9 - -
従業員数
[外、平均臨時雇用者数]
(人)
691 [15]
695 [16]
755 [19]
760 [13]
763 [9]
(注)1.売上高には、消費税等は含まれていません。
2.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載していません。 3.第24期の自己資本利益率については、当期純損失が計上されているため記載していません。
4.第25期の経常利益については、賞与算定期間変更に伴い、売上原価が83百万円減少した影響を含んでおりま す。
5.株価収益率については、当社株式は非上場であるため、記載していません。
6.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、臨時雇 用者数は、年間の平均人員を[ ]外数で記載しています。
なお、上記の数値については、株式会社東京証券取引所有価証券上場規程第204条第6項の規定に基づき、 金融商品取引法第193条の2第1項の規定に準ずる新日本有限責任監査法人による監査を受けていません。
株式会社エヌ・アンド・シー
(主要な経営指標等の推移)
回次 第2期 第3期 第4期 第5期 第6期
決算年月 2010年6月 2011年6月 2012年6月 2013年6月 2014年6月 売上高 (百万円) 9,949 8,424 9,647 10,192 10,886
経常利益 (百万円) 407 491 806 779 812
当期純利益 (百万円) 227 214 459 461 511
資本金 (百万円) 10 10 10 10 10
発行済株式総数 (株) 200 200 200 200 200
純資産額 (百万円) 879 1,093 1,153 1,615 2,126 総資産額 (百万円) 1,676 2,148 2,380 2,788 3,485 1株当たり純資産額 (円) 4,395,408.76 5,468,911.41 5,768,223.20 8,075,139.30 10,634,258.89 1株当たり配当額
(うち1株当たり中間配当額)
(円)
- (-)
- (-)
2,000,000 (-)
- (-)
- (-) 1株当たり当期純利益金額 (円) 1,137,780.71 1,073,502.65 2,299,311.79 2,306,916.10 2,559,119.59 潜在株式調整後1株当たり
当期純利益金額
(円) - - - - -
自己資本比率 (%) 52.4 50.9 48.5 57.9 61.0
自己資本利益率 (%) 29.7 21.8 40.9 33.3 27.4
株価収益率 (倍) - - - - -
配当性向 (%) - - 87.0 - -
従業員数
[外、平均臨時雇用者数]
(人)
682 [544]
585 [723]
580 [858]
584 [968]
634 [1,023]
(注)1.売上高には、消費税等は含まれていません。
2.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載していません。 3.第4期の経常利益については、賞与算定期間変更に伴い、売上原価が21百万円減少した影響を含んでおりま
す。
4.株価収益率については、当社株式は非上場であるため、記載していません。
5.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、臨時雇 用者数は、年間の平均人員を[ ]外数で記載しています。
なお、上記の数値については、株式会社東京証券取引所有価証券上場規程第204条第6項の規定に基づき、 金融商品取引法第193条の2第1項の規定に準ずる新日本有限責任監査法人による監査を受けていません。
2【沿革】
当社は2006年7月にジャパン・ユニバーサル・ホールディングス・アルファ㈱として設立された後、Japan Universal Recruitment Limited(CVC Capital Partners Asia Pacific III L.P. 及び CVC Capital Partners Asia Pacific III Parallel Fund – A, L.P. が間接的に出資を行っている法人)及び当社グループ経営陣の出資により実 施されたマネージメント・バイアウト(以下「MBO」という。)に伴い、2012年4月にPromontoria Investments Ⅰ B.V.(以下、関連事業体も含めて「プロモントリア社」という。)及びプロンプトホールディングス㈱(注)より、 関係会社の株式及び持株会社としての運営に必要な資産及び契約を承継し、現在の企業集団を形成しています。この 株式及び資産・契約の譲受けは、プロモントリア社及びプロンプトホールディングス㈱が保有していた技術者派遣・ 請負事業を営む法人の支配権獲得とプロンプトホールディングス㈱からの持株会社機能を承継することを目的とし て、同社の建物付属設備・ソフトウェア等の固定資産及び賃貸借契約・サーバーの保守契約等の契約のみを引き継い でおり、当社による支配権獲得対象ではない同社の関係会社の権利義務は引き継いでおりません。
以下において、当社及び技術者派遣・請負事業の沿革(MBO以前)を記載いたします。
(注)プロンプトホールディングス㈱は2004年3月(当時の商号はグッドウィル・グループ㈱)より東京証券取引 所に上場しておりましたが、2009年10月(当時の商号はラディアホールディングス㈱)に上場廃止となって おります。
(1)当社の沿革
年月 概要
2006年7月 ジャパン・ユニバーサル・ホールディングス・アルファ㈱(現テクノプロ・ホールディングス
㈱)として設立される
2012年4月 プロモントリア社及びプロンプトホールディングス㈱から、関係会社の株式譲受及び持株会社 機能の運営に必要な資産・契約を承継した結果、㈱シーテック、㈱テクノプロ・エンジニアリ ング、㈱CSI、㈱ハイテック、㈱エヌ・アンド・シー、㈱プレミア・スマイル(現㈱テクノ プロ・スマイル)、㈱キャリア・エンジニア・サービス(現㈱テクノプロ・キャリア)、善誠 科技発展(上海)有限公司、善誠科技発展(大連)有限公司、善誠科技発展(合肥)有限公 司、上海誠友人材諮詢有限公司を子会社化し、技術者派遣・請負事業グループを形成 2012年4月 商号をテクノプロ・ホールディングス㈱へ変更
2013年5月 海外中間持株会社としてTechnoPro Asia Limitedを設立
2013年11月 ㈱キャリア・エンジニア・サービスが、㈱テクノプロ・キャリアへ、㈱プレミア・スマイル が、㈱テクノプロ・スマイルへ商号変更
2014年7月 R&Dアウトソーシング分野の強化を目的に、㈱シーテック、㈱テクノプロ・エンジニアリン グ、㈱CSI、㈱ハイテックが合併し、㈱テクノプロへ商号変更
(2)技術者派遣・請負事業の沿革(MBO以前)
①R&Dアウトソーシング分野
当社の主たる子会社であった㈱シーテック、㈱テクノプロ・エンジニアリング、㈱CSI、㈱ハイテックの事業 分野でしたが、2014年7月に合併し、㈱テクノプロとして当社の連結子会社となっております。
年月 概要
1973年11月 プラント設計等を事業目的として、東京都豊島区に日設エンジニアリング㈱が設立される 1988年10月 高分子化合物・石油化学製品・肥料等の研究及び開発を事業目的として、大阪市中央区に㈱ク
リスタルの子会社として㈱ハイテックが設立される
1995年8月 コンピューターソフトウェアの設計・開発等を事業目的として、大阪市中央区に㈱クリスタル の子会社として㈱ランプロイデインターナショナルが設立される
1996年10月 ㈱ランプロイデインターナショナルが、㈱ハタシへ商号変更
1997年6月 機械・電機・電子機器類の設計を事業目的として、東京都新宿区に㈱クリスタルの子会社とし て㈱ハイテックインターナショナルが設立される
1998年4月 ㈱ハイテックインターナショナルが、㈱インタープロジェクトへ商号変更
2000年6月 日設エンジニアリング㈱がプラント設計及びシステム設計・ソフトウェア開発の技術者派遣事 業を開始
2001年1月 ㈱ハイテックが医薬品の研究・開発、臨床開発領域の技術者派遣事業を開始 2002年1月 日設エンジニアリング㈱が、フジオーネ・テクノ・ソリューションズ㈱に商号変更
2005年6月 ㈱インタープロジェクトが、㈱シーテックへ商号変更。生産技術、IT技術、構想設計領域の技 術者派遣事業を開始
2005年7月 ㈱ハタシが、㈱CSIへ商号変更
㈱シーテックがコンピュータソフト及びシステム開発事業を開始
2005年8月 ㈱CSIが、ソフトウェア請負、情報機器(IT)検証請負、ヘルプデスク事業を行っていた㈱ソ フトウェーブ、㈱シーシーウェア、㈱クリスタルソリューション、㈱クリスタルテスティング ラボを吸収合併
2005年8月 ㈱ハイテックが、研究開発請負、製薬製造請負、MR派遣、ドクターポスドク請負事業を行って いた㈱ハイテックメディエース、㈱ハイテックコアメディカル(大阪)、㈱ハイテックHCR
(大阪)、㈱クリスタルファンデッドリサーチ、㈱ハイテックコアメディカル(東京)、㈱ハ イテックHCR(東京)、㈱クリスタルテクノレッジを吸収合併
2006年1月 ㈱ハイテックが、医薬品の研究及び開発、治験業務の受託事業を開始 2006年4月 ㈱シーテックが、㈱クリスタル技術開発より、受託業務を譲受ける
2006年7月 フジオーネ・テクノ・ソリューションズ㈱が、グッドウィル・グループ㈱の子会社となる 2006年10月 フジオーネ・テクノ・ソリューションズ㈱が、機械・電子・IT領域の技術者派遣事業を行って
いた㈱グッドウィル・エンジニアリングを吸収合併し、㈱グッドウィル・エンジニアリングへ 商号変更
グッドウィル・グループ㈱が㈱クリスタルを買収したことにより、㈱シーテック、㈱CSI、
㈱ハイテックがグッドウィル・グループ㈱の傘下に入る
2007年2月 ㈱CSIが、ソフトウェア設計・開発領域の技術者派遣事業を開始
2008年4月 ㈱グッドウィル・エンジニアリングが、㈱テクノプロ・エンジニアリングへ商号変更 2009年1月 ㈱シーテックが、㈱CIT、㈱ティエスティとの吸収合併、㈱バンテクノからの吸収分割によ
り、機械・電気領域の技術者派遣・請負事業を譲受ける
②施工管理アウトソーシング分野
当社の連結子会社である㈱エヌ・アンド・シーの事業分野です。
年月 概要
2008年11月 施工管理領域の労働者派遣事業を事業目的に、東京都品川区にグッドウィル・グループ㈱の子 会社として㈱エヌ・アンド・シーが設立される
2009年5月 ㈱エヌ・アンド・シーが、㈱サンヨーナイスコーポレーション及び㈱日構シーエスエスからの 吸収分割により、施工管理領域の技術者派遣事業、建物・設備設計の請負事業を譲受ける
③その他分野
当社の連結子会社である㈱テクノプロ・キャリア、㈱テクノプロ・スマイル、中国法人である善誠科技発展(上 海)有限公司、善誠科技発展(大連)有限公司、善誠科技発展(合肥)有限公司、上海誠友人材諮詢有限公司、及 び香港法人であるTechnoPro Asia Limitedの事業分野です。
年月 概要
2002年8月 フジオーネ・テクノ・ソリューションズ㈱の子会社として、中国上海に日設融合科技発展(上 海)有限公司を設立
2003年3月 フジオーネ・テクノ・ソリューションズ㈱の子会社として、中国大連に日設融合科技発展(大 連)有限公司を設立
2006年12月 日設融合科技発展(上海)有限公司を善誠科技発展(上海)有限公司、日設融合科技発展(大 連)有限公司を善誠科技発展(大連)有限公司に商号変更
2007年8月 清掃業務の請負業等を事業目的に、東京都港区に㈱プレミア・スマイル設立
2010年7月 有料職業紹介事業等を事業目的に、東京都港区に㈱アドバンテージxPO・ジャパンを設立 2010年10月 善誠科技発展(上海)有限公司が、人材派遣ライセンスを保有する上海誠友人材諮詢有限公司
を子会社化
2011年4月 ㈱アドバンテージxPO・ジャパンが、アドバンテージ・リクルートメント・サービス㈱へ商号 変更
2011年12月 低コストの受託業務体制拡充のため、善誠科技発展(合肥)有限公司を設立
2012年1月 アドバンテージ・リクルートメント・サービス㈱が、㈱キャリア・エンジニア・サービスへ商 号変更
3【事業の内容】
当社グループは、機械、電気・電子、組込制御、ソフト開発・保守、生化学、施工管理領域等における技術者派 遣・請負事業を単一セグメントで展開し、当社及び子会社9社にて構成されております。2014年9月末時点で、グル ープ全体で11,163名(うち正社員9,624名)の技術者を国内に擁し、全国に121の営業・受託拠点を設置し、1,793社 の顧客にサービスを提供しています。
経営理念として、「エンジニア一人ひとりに誠実に向き合い、夢の実現をサポートするパートナーです。」、「専 門性の高い技術者集団として、グローバルに事業を展開するお客さまの研究・開発・設計を様々なソリューションで 支援します。」、「エンジニアが業界をまたがって活躍できる環境をつくることで、変化を続ける市場に柔軟に対応 できる産業構造の実現に貢献します。」を掲げており、技術者、顧客、社会に対しての責任を果たすことを第一義に 事業運営を実施しています。
当社グループの技術者派遣・請負事業は、技術者のスキル向上のための教育研修体制、事業関連法令に対するコン プライアンス体制、及び情報システムを含めた事務管理体制を整備しており、事業運営を安定的に支える基盤を確立 しています。技術者の多くは正社員であり、技術者のキャリア形成を支援しつつ顧客へ配属することで、技術者確 保・人件費の変動費化に対する顧客ニーズに安定的に応えており、事業規模を活かして95%の稼働率(=稼働技術者 数/総在籍技術者数)を2010年6月期から2014年6月期を通じて維持しています。また、2013年11月より「テクノプ ロ」へのブランド統合を実施し、グループ各社は「テクノプロ」を冠したブランド名での事業運営を開始しておりま す。
技術者派遣・請負事業は、R&Dアウトソーシング分野、施工管理アウトソーシング分野、その他分野、に分類さ れます。なお、当社は単一セグメントであるため、以下、上記分野別に記載しております。
(R&Dアウトソーシング分野)
自動車・自動車部品、産業機械・装置、情報通信機器、電機・電子機器、IT、半導体、エネルギー、医薬 品、化学等の業界における大手企業等を顧客として、機械、電気・電子、組込制御、ITネットワーク、ビジネ スアプリケーション、システム保守運用、生化学等の技術領域において、技術者派遣・請負業務を提供していま す。
グループ会社の中では、㈱シーテック、㈱テクノプロ・エンジニアリング、㈱CSI、㈱ハイテックが担当し ておりましたが、2014年7月1日にこれら4社が合併・商号変更を実施し、㈱テクノプロとなりました。㈱テク ノプロにおいては社内カンパニー制を採用しており、㈱シーテックはテクノプロ・デザイン社、㈱テクノプロ・ エンジニアリングはテクノプロ・エンジニアリング社、㈱CSIはテクノプロ・IT社、㈱ハイテックはテクノ プロ・R&D社へと各社内カンパニーに移行しています。2014年9月末の顧客数は1,483社にのぼり、9,595名の 技術者を擁しています。㈱テクノプロにおける各社内カンパニーが幅広い顧客・産業をカバーしており、特定の 産業の好不調に左右されにくい構造となっています。
(施工管理アウトソーシング分野)
建設業界、主に大手ゼネコン・サブコンを顧客として、建築・土木・設備電機・プラント領域における施工管 理業務(安全管理、品質管理、工程管理、原価管理)の技術者派遣を展開しています。また、建築図面作成の請 負業務も提供しています。グループ会社の中では、㈱エヌ・アンド・シーが担当しています。首都圏・関西圏以 外に、北海道、東北、北陸、東海、中国、九州地方に拠点を有しており、与信、安全衛生及びコンプライアンス に力点を置いた、大手を中心とした重点顧客とのリレーションを重視した事業運営を行っています。2014年9月 末時点において、顧客数は342社、施工管理技術者1,568名を擁しています。
(その他分野)
その他分野では、人材紹介事業、海外事業、障がい者雇用事業を行っています。
人材紹介事業は㈱テクノプロ・キャリアが営んでおり、当社グループのR&Dアウトソーシング分野における 技術者採用チャネルの一つとして、主に当社グループへの技術者紹介を行っています。海外事業としては、中国 において新設や子会社化により4つの現地法人を有しており、この4法人体制で技術者派遣・請負及び人材紹介 業務を行っています。障がい者雇用事業では、㈱テクノプロ・スマイルが、障害者の雇用の促進等に関する法律 に基づく障害者雇用率制度における特例子会社として機能しており、主に当社グループへの役務提供を行ってい ます。
[事業系統図]
当社グループの事業系統図は、次のとおりです。
技術者派遣・請負事業では、新卒者とキャリア(既卒者)を採用し、顧客のオーダー(引合)を獲得し、オーダ ーに対して技術者をマッチング(配属)することが主要なビジネスプロセスとなります。また、教育研修やスキル 管理も含む技術者サポート業務である技術者管理も重要なプロセスです。
(2014年9月30日現在)
4【関係会社の状況】
名称 住所
資本金 又は 出資金 (百万円)
主要な事業の内容
議決権の所 有割合又は 被所有割合
(%)
関係内容
(連結子会社) (所有)
㈱シーテック
(注)2、3、4
東京都 港区
100 技術者派遣・請負 100.0
役員の兼任 資金の貸付 管理業務の受託 事務所の転貸
㈱テクノプロ・エンジニアリング
(注)2、3、4
東京都 港区
100 技術者派遣・請負 100.0
役員の兼任 管理業務の受託 事務所の転貸
㈱CSI
(注)1、2、3、4
東京都 港区
100 技術者派遣・請負
100.0 (100.0)
役員の兼任 管理業務の受託 事務所の転貸
㈱ハイテック
(注)1、2、4
東京都 港区
100 技術者派遣・請負
100.0 (100.0)
役員の兼任 管理業務の受託 事務所の転貸
㈱エヌ・アンド・シー
(注)1、2、3
東京都 港区
10 技術者派遣・請負
100.0 (100.0)
役員の兼任 管理業務の受託 事務所の転貸 善誠科技発展(上海)有限公司
(注)1、2
中国 上海市
百万US$ 2.5
技術者請負
100.0 (100.0)
役員の兼任 善誠科技発展(大連)有限公司
(注)1、2
中国 大連市
百万US$ 5
技術者請負
100.0 (100.0)
役員の兼任
その他5社
(注)1.議決権の所有割合欄の( )内は、間接所有割合を内数で記載しています。 2.特定子会社に該当しています。
3.㈱シーテック、㈱テクノプロ・エンジニアリング、㈱CSI及び㈱エヌ・アンド・シーについては、売上収 益(連結会社相互間の内部売上を除く。)の連結売上収益に占める割合が10%を超えています。日本におい て一般に公正妥当と認められる会計基準に基づいて作成された各社の財務諸表における主要な損益情報等は 次のとおりであります。
主要な損益情報等 売上高
(百万円)
経常利益
(百万円)
当期純利益
(百万円)
純資産額
(百万円)
総資産額
(百万円)
㈱シーテック 35,830 2,448 2,450 11,494 20,236
㈱テクノプロ・エンジニアリング 13,435 1,302 1,186 6,206 8,163
㈱CSI 9,156 912 547 2,967 4,333
㈱エヌ・アンド・シー 10,886 812 511 2,126 3,485 4.㈱シーテック、㈱テクノプロ・エンジニアリング、㈱CSI及び㈱ハイテックは、2014年7月1日付で㈱シ
ーテックを存続会社とし、㈱テクノプロ・エンジニアリング、㈱CSI、㈱ハイテックの3社を消滅会社と する吸収合併を行っております。なお、㈱シーテックは、2014年7月1日付をもって㈱テクノプロに商号変 更を行っております。
5【従業員の状況】
(1)連結会社の状況
2014年9月30日現在
セグメントの名称 従業員数(名)
技術者派遣・請負事業 10,863 [1,697]
(注)1.従業員数は就業人員(当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グルー プへの出向者を含む。)であり、臨時雇用者数は、年間の平均人員を[ ]外数で記載しています。 2.当社グループは単一セグメントのため、グループ全体での従業員数を記載しています。
(2)提出会社の状況
2014年9月30日現在
従業員数(名) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(千円)
147 [17] 39.7 8.5 5,251
(注)1.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、臨時雇 用者数は、年間の平均人員を[ ]外数で記載しています。
2.平均年間給与は、基準外賃金及び賞与を含んでいます。
3.平均勤続年数は一部の従業員を除き、プロンプトホールディングス㈱での勤続年数を引き継いで算出してい ます。
4.当社は純粋持株会社であるため、セグメントの記載を行っていません。
5.2014年7月の子会社への一部組織移管に伴い子会社からの出向解除を行ったこと等のため、2014年6月末に くらべて従業員数が44名減少しております。
(3)労働組合の状況
当社グループには、UAゼンセン人材サービスゼネラルユニオンに当社グループ従業員が加入するテクノプロ 分会、エヌ・アンド・シー分会が組織されています。
なお、労使関係については円滑な関係にあり、特記すべき事項はありません。
第2【事業の状況】
1【業績等の概要】
(1)業績
当連結会計年度(自 2013年7月1日 至 2014年6月30日)
当連結会計年度における世界経済は、中東・ウクライナ情勢の緊迫化や中国経済の減速など不透明要因はある ものの、米国経済は堅調であり、欧州経済も緩やかな回復傾向となりました。国内においては、政府の経済対策 やデフレ脱却への取組みから過度な円高の是正が進み、株価の上昇や企業収益の改善が見られ、景気は緩やかに 回復しつつあります。
技術者派遣・請負市場は安定成長が継続しています。R&Dアウトソーシング分野では、日本メーカーの技術 開発・研究開発への投資は続いており、派遣業界の中でも好調に推移し、ここ数年、売上高・従業員数ともに増 加傾向が見られ概ね右肩上がりの成長が続いています。また、施工管理アウトソーシング分野では、ターゲット としている建設業界において、建築・土木・測量技術者の求人数が求職者数の2倍以上で推移しており、建設業 者の工事受注高の増加に伴い技術者の不足状態が続いています。
このような経済環境のもと、当社グループとしては主に以下の取組みを実施いたしました。
(シフトアップ・チャージアップの推進)
技術者一人当たりの売上単価の向上に向けて、シフトアップ(配属先を変更することによる売上単価向 上)とチャージアップ(同一配属先での契約更新時の売上単価向上)を推進いたしました。
(技術者と顧客への認知度向上)
当社グループ各社において、「テクノプロ」ブランドへの統合を進め、技術者と顧客への認知度向上によ る採用力と営業力の強化を図りました。
(内部統制の強化)
内部監査部による業務監査の充実、監査役室の設置、内部統制報告制度の導入に向けた準備等を推進し、 内部統制を強化いたしました。
以上の結果、当連結会計年度の売上収益は741億72百万円(前連結会計年度比6.8%増)、営業利益は56億88百 万円(前連結会計年度比10.8%増)、当期利益は40億26百万円(前連結会計年度比8.8%増)となりました。
当連結会計年度における主要事業分野の業績は、次のとおりです。
(R&Dアウトソーシング分野)
現在・将来において高需要が見込まれる注力すべき技術(以下、「戦略技術分野」という。)を組込ソフ トウェア、3次元設計技術、CAE技術、インバーター技術、高周波回路技術等と設定し、技術者の確保・ 育成に努めました。また、請負・受託業務の収益性向上とリスク管理強化に向けてプロジェクト管理システ ムの導入を実施いたしました。更に、中国事業との連携を強化し、オフショアリングを活用した組込ソフト ウェア等の開発を推進いたしました。これらの取組みを受けて、同分野の売上収益は626億52百万円(前連 結会計年度比7.0%増)となりました。
(施工管理アウトソーシング分野)
首都圏と関西圏の事業運営体制(営業体制の集約と技術者管理機能の分散化)を軌道にのせ、営業力の強 化と技術者管理の効率化の両面を推進いたしました。また、前年度に引き続き、重点顧客へのトップ営業を 進めました。技術者稼働率が96.8%の高水準で推移した結果、同分野の売上収益は108億86百万円(前連結 会計年度比6.8%増)となりました。
当第1四半期連結累計期間(自 2014年7月1日 至 2014年9月30日)
当第1四半期連結累計期間(2014年7月1日~2014年9月30日)における国内経済は、消費増税による一時的 な景気の落ち込みがみられましたが、デフレ脱却と経済再生に向けた基調は継続いたしました。今後、雇用の拡 大と賃金の上昇による個人消費拡大、業績改善と雇用・設備の需給引き締まりによる設備投資の伸びが当面期待 されます。
当社グループが事業を営む技術者派遣・請負市場は安定成長が継続しており、特に自動車・自動車部品、産業 機械、IT、建設業界の技術者に対する需要は引き続き活況です。また、技術者採用市場における供給不足の状 態が前連結会計年度より継続しております。
このような経済環境のもと、当社グループとしては主に以下の取組みを実施いたしました。
(シフトアップ・チャージアップの推進)
技術者一人当たりの売上単価の向上に向けて、シフトアップとチャージアップを前年度に引き続き推進い たしました。
(採用力の強化)
技術者紹介制度の推進、技術者の認知度強化、リクルーターの行動管理の強化、連結子会社である㈱テク ノプロ・キャリアを含む人材紹介会社からの採用強化を進めました。
(R&Dアウトソーシング分野の統合)
R&Dアウトソーシング分野の4法人(㈱シーテック、㈱テクノプロ・エンジニアリング、㈱CSI、㈱ ハイテック)が、2014年7月1日付にて㈱テクノプロとして合併いたしました。カンパニー制を採用するこ とで、合併前法人の技術領域の独自性を活かしつつ、規模を活かした業務統制・効率化を推進いたしまし た。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上収益は195億37百万円(前第1四半期連結累計期間比10.6% 増)、営業利益は17億29百万円(前第1四半期連結累計期間比32.6%増)、税引前四半期利益は16億6百万円
(前第1四半期連結累計期間比51.5%増)、四半期利益は15億77百万円(前第1四半期連結累計期間比55.3% 増)となりました。
当第1四半期連結累計期間における主要事業分野の業績は、次のとおりです。
(R&Dアウトソーシング分野)
専任チームによる主導体制を構築し、シフトアップ・チャージアップ交渉を進めました。また、請負業務 のプロセス改善による高収益化を推進いたしました。更に、㈱テクノプロ内の各社内カンパニー間での営業 面の連携強化を図りました。これらの取組みの結果、同分野の売上収益は164億60百万円(前第1四半期連 結累計期間比10.3%増)となりました。
(施工管理アウトソーシング分野)
前連結会計年度に引き続き、重点顧客への配属と技術者からの紹介採用を推進いたしました。また、チー ム配属の推進による技術者一人当たり売上単価の向上を図りました。これらの取組みの結果、同分野の売上 収益は28億66百万円(前第1四半期連結累計期間比8.6%増)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度(自 2013年7月1日 至 2014年6月30日)
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は税引前当期利益が42億1百万円とな りましたが、売掛金及びその他の債権の増加、長期借入れによる収入、長期借入金の返済、配当金支払等の財務 活動の結果、前連結会計年度に比べ20億14百万円減少し、当連結会計年度末には87億91百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は48億69百万円(前連結会計年度比3.2%減)となりました。これは主に、 税引前当期利益(42億1百万円)、減価償却費及び償却費(3億21百万円)、退職後給付に係る負債の増加
(2億90百万円)による資金の増加に対し、売掛金及びその他の債権の増加(9億83百万円)、利息支払額
(7億76百万円)、法人所得税支払額(3億62百万円)により資金が減少したこと等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は2億79百万円(前連結会計年度比16.2%減)となりました。これは主に有 形固定資産の取得による支出(2億1百万円)、無形資産の取得による支出(1億19百万円)、定期預金の 預入による支出(1億18百万円)による資金の減少に対し、定期預金の払戻による収入(1億57百万円)に より資金が増加したこと等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、資金は66億7百万円減少(前連結会計年度は17億67百万円増加)となりました。これは 主に借換による借入金の返済(200億円)と借入金による調達(214億円)及び配当金の支払(80億円)によ るものです。
当第1四半期連結累計期間(自 2014年7月1日 至 2014年9月30日)
当第1四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は税引前四半期利益が16億 6百万円となりましたが、買掛金及びその他の債務の減少、借入金の返済等の財務活動の結果、前連結会計年度 末に比べ36億4百万円減少し、当第1四半期連結会計期間末には51億87百万円となりました。
当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は1億15百万円(前第1四半期連結累計期間比86.0%減)となりました。こ れは主に、税引前四半期利益(16億6百万円)による資金の増加に対し、売掛金及びその他の債権の増加
(2億55百万円)、買掛金及びその他の債務の減少(9億27百万円)、利息支払額(1億円)、法人所得税 支払額(4億5百万円)により資金が減少したこと等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は1億22百万円(前第1四半期連結累計期間比70.4%増)となりました。こ れは主に有形固定資産の取得による支出(76百万円)により資金が減少したこと等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、資金は33億75百万円減少(前第1四半期連結累計期間比39.8%減)となりました。これ は主に短期借入金の純減額(30億円)及び長期借入金の返済による支出(3億75百万円)等によるもので す。
2【生産、受注及び販売の状況】
(1)生産実績
当社グループで行う事業(技術者派遣・請負事業)は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじま ないため、当該記載を省略しています。
(2)受注状況
当社グループで行う事業(技術者派遣・請負事業)は、提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじま ないため、当該記載を省略しています。
(3)販売実績
当社グループは技術者派遣・請負事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載に代えて事業分野別 の販売実績を記載しています。当社の第9期連結会計年度及び第10期第1四半期連結累計期間における販売実績 は次のとおりとなります。
事業分野の名称
第9期 連結会計年度 (自 2013年7月1日 至 2014年6月30日)
第10期
第1四半期連結累計期間 (自 2014年7月1日 至 2014年9月30日) 金額
(百万円)
前年同期比
(%)
金額
(百万円)
R&Dアウトソーシング 62,652 107.0 16,460
施工管理アウトソーシング 10,886 106.8 2,866
その他 632 85.2 209
合計 74,172 106.8 19,537
(注)上記金額には、消費税等は含まれていません。
3【対処すべき課題】
(1)外部環境
国内の人材派遣市場は、1986年の労働者派遣法施行以来、規制緩和を追い風に拡大して参りましたが、2008年 のリーマンショック後の景気悪化により、急速に市場は縮小しました。その後、厚生労働省「今後の労働者派遣 制度の在り方に関する研究会」が2013年8月に発表した報告書では、再度、規制緩和の方向性が示されて現在に 至っています。
また、厚生労働省の「労働者派遣事業の事業報告」では、一般労働者派遣事業と特定労働者派遣事業の合計と しての派遣労働者数は2013年度に至るまで減少傾向となっていますが、当社グループが営む技術者派遣分野(ソ フトウェア開発(派遣法施行令にて定められる専門26業務のうち1号)、機械開発(同2号)、研究開発(同13 号))の派遣労働者総数は、2010年度を底として回復傾向にあることが示されています。
R&Dアウトソーシング分野においては、「顧客の製品開発サイクルの短期化が進む中、設計・開発・研究業 務のアウトソーシングの動きの増加」「プロジェクトごとに請負契約として完全にアウトソーシングする動きの 進展」「顧客企業の求める法令遵守体制や管理体制を充足できる上位事業者への集約化」「中長期的な少子化の 進展や理工系学生の減少のため、技術者の需給が逼迫した環境の継続」が予測されます。
また、施工管理アウトソーシング分野において需要を牽引する建設投資は、2011年の東日本大震災の復興需要 で増加に転じ、2020年に開催予定の東京オリンピックにむけて堅調に推移する見込みです。しかし、建設業界へ の新卒者入職者数が低水準で推移する一方で、高齢化が進展しつつあるため、引き続き技術者不足の状態が継続 するものと予測されます。
(2)対処すべき課題
上記を背景に、対処すべき課題として次の内容に取り組んでまいります。
① 価格改善
当社グループの技術者一人当たり売上は2010年6月期より年率平均1.6%で向上しているものの、改善の余 地が大きいと判断しています。そのため、技術者に対する教育研修の充実等を通じて付加価値を高めていくこ とに加えて、技術者の需給状況を技術領域に応じて的確に判断した上で価格政策を進めてまいります。
2010年6月期 2011年6月期 2012年6月期 2013年6月期 2014年6月期 技術者一人当たり売上
(千円/月)
564 575 589 593 601
(国内。主たる子会社の売上高合算/Σ[月末稼働技術者数]により算定。)
また、今後の日本の技術開発を支える戦略技術分野の技術者を拡充、低利益率技術者の契約見直しを進めま す。戦略技術分野(組込ソフトウェア、3次元設計技術、CAE技術、インバーター技術、高周波回路技術 等)への取組みについては、㈱シーテック(現㈱テクノプロ テクノプロ・デザイン社)においては、過去3 ヵ年にて、技術者数と平均契約単価が下記のとおり推移しています。これは、当社グループ国内平均契約単価 550千円(月額。2014年6月)を上回っており、引き続き注力すべき課題と位置付けています。
㈱シーテック 戦略技術分野の技術者数と平均契約単価
2012年6月 2013年6月 2014年6月
技術者数(人) 1,507 1,673 1,827
平均契約単価(千円) 570 576 588
(平均契約単価は、毎年6月時点での契約単価の技術者数による単純平均となります。)
また、技術者を同一価格の同一案件に長期間固定させるのではなく、技術者のスキル向上に応じた適正価格 水準の案件への配属を進めることで、当社グループの収益改善だけでなく、技術者の職務満足度を高めてまい ります。
特に、R&Dアウトソーシング分野では、2014年7月の当事業分野の法人統合により規模の効果(オーダー
② 高品質技術者の確保と育成
人材の確保は当社グループの成長の礎であり、いかに高品質の技術者を獲得していくか、あるいは既存技術 者のスキルをいかに高めていくかは重要な課題の一つです。当社グループではWeb媒体や転職雑誌、ハローワ ーク等を通じた中途採用が技術者獲得の中心でしたが、今後は優秀な新卒者の獲得にも力点を置くとともに、 新たな採用チャネルを通じた高品質技術者の獲得を推進してまいります。
また、全国4拠点のラーニングセンターにおいて、顧客との共同研修を含むより実践的な研修プログラムを 開発するだけでなく、戦略技術分野の研修強化による、非戦略技術分野に属する技術者の戦略技術分野へのシ フトを図ってまいります。更には、技術者人事制度の充実や技術者満足度調査等を通じて、技術者としてのキ ャリアアップを促進してまいります。
③ ブランド力の強化
前述の2つの課題に対応していく上でも、「テクノプロ」ブランドの知名度向上は重要な課題です。従前、 当社グループでは各事業会社が各々の会社名で独自の事業運営を実施していましたが、2013年11月に「テクノ プロ」ブランドへの統一を実施し、ブランド投資を進めてまいりました。当社グループとしては継続的にブラ ンド投資と各種媒体への露出を積極化し、顧客と技術者双方への「テクノプロ」ブランドの浸透を図り、営業 力と採用力の強化を進めてまいります。
④ 法規制の変化への対応
2013年8月の厚生労働省「今後の労働者派遣制度の在り方に関する研究会」の報告書においては、以下の点 において労働者派遣事業についての規制緩和の方針が明確となっています。
・特定労働者派遣事業には有期雇用を反復更新している者も含まれており、それらの者の雇用が必ずしも安 定していない状況を踏まえ、特定労働者派遣事業は、全ての派遣労働者を無期雇用する派遣元に限定する ことが適当
・政令26業務(*1)の該当有無判断は難しく、規制廃止も含めて議論
上記の労働者派遣法改正の方向性が実現した場合、当社事業領域においては、将来的に特定労働者派遣事業 者の淘汰・大手事業者への集約化が進み、また特定労働者派遣事業者において派遣期間に制限を設けない職種 の拡大が進むと想定しています。従って、無期雇用者が大半(95%)を占める当社R&Dアウトソーシング分 野にとっては、競争環境が緩和されるとともに、既存事業領域の法的安定性の高まりや新規領域への参入機会 創出等の追い風が生まれることが期待されます。
また、2012年10月に施行された改正労働者派遣法においては、グループ内派遣8割規制が導入され、グルー プ企業において関係派遣先へ派遣出来る割合が80%以下に制限されました。今後、当該規制に対する大手企業 の動きは本格化するものと思われ、当社グループにとっては事業提携やM&A等による成長機会が生まれると 考えています。
当社グループでは、これらの法規制の変化に機動的に対応し、成長を実現してまいります。
(*1)政令26業務とは、「その業務を迅速かつ的確に遂行するために専門的な知識、技術又は経験を必要とする業務」又は「そ の業務に従事する労働者について、就業形態、雇用形態等の特殊性により、特別の雇用管理を行う必要があると認められる業務」 として、派遣法施行令第4条第1項並びに第5条で定められた業務であり、派遣可能期間の制限がありません。一方で、自由化業 務とは、期間制限を受けない業務及び労働者派遣が禁止されている業務以外の業務のことをいいます。期間は派遣先の事業所その 他派遣就業の場所ごとの同一の業務について原則1年間と定められています(過半数労働組合等の意見を聴いた上で3年間まで延 長可能です)。
⑤ 請負・受託業務の強化
設計・開発・研究業務のアウトソーシングの動きが増加しつつある中、当社グループではこの顧客ニーズに 対応し、機械・電気・IT分野を中心に、派遣だけではなく請負・受託形態による人材サービスの提供を積極 化しています。請負・受託業務は派遣業務と顧客が共通しており、顧客側の人員・設備状況や予算状況等が、 契約形態を決定する要因となります。また、派遣業務と技術領域もほぼ共通していることから、当社グループ の技術者は派遣・請負・受託業務のいずれにも従事することが可能です。
当該分野は高いリターンが見込まれる一方で、納期遅れや原価増のリスクも存在します。従って、請負・受 託業務においては、プロジェクトの進捗・コスト・リスク管理を厳格に進め、また高稼働率を維持すること で、安定的な収益基盤を構築することが重要となります。当社では、収益性を維持しつつ、当連結会計年度で 売上収益全体の11%を占める請負・受託業務のビジネス規模を更に拡大してまいります。
⑥ アジア事業の拡充
当社グループでは2002年より中国において人材ビジネスを展開してまいりましたが、2012年の尖閣問題を契 機として業績は悪化いたしました。その後、事業再構築を進め、善誠科技発展(上海)有限公司、善誠科技発 展(大連)有限公司、善誠科技発展(合肥)有限公司、上海誠友人材諮詢有限公司の4法人で利益を確保でき る体制に持ち直しつつあります。今後、日本企業の設計・開発のアジアへのグローバル展開は更に進むと考え られ、当社グループとしては中間持株会社であるTechnoPro Asia Limitedを拠点として、中国拠点の拡大そし て中国以外のアジア地域への進出も検討しています。
アジア事業の拡充は新たな収益源獲得の機会であると共に、国内顧客へのソリューション拡充に資すると考 えており、グローバルな人材紹介や海外への開発オフショアリングサービスの提供を積極的に促進してまいり ます。